菊池氏関連資料
太刀(初代則隆縁の品)
太刀
菊池初代則隆が肥後下向の際、後三条帝より賜った太刀。14代武士の後裔が福島の地で代々守って来たものである。鑑定では、古備前(無銘)というだけで、古過ぎて良く分らないとのことである。当時、帝から下賜される刀は、無銘であったという。平安後期の備前刀であるのは間違いないので後三条帝時代を裏付けるものである。
歯毀れ
所々に歯毀れが見える。伝承では菊池家代々の合戦の傷であるという。
太刀袋
西陣による鑑定では、日本のものではなく、蜀江錦とのことである。今は退色しているが、当初は真っ赤な織物であったという。法隆寺に伝わる古代裂と良く似ている。太刀より袋の方が古いことが分った。