全国菊池の会

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菊池氏関連資料

家紋

則隆の頭上に見える幕紋の獅子牡丹は、元々藤原北家の家紋であり、藤原流を裏付ける史料のひとつといえる。また則隆の胸に見える三十二の日足紋は菊池家の最初の紋である。後の鷹羽になる前の紋であり、5代経直の時に鷹羽に替わったと伝わる。「鳥羽帝より鷹直羽を賜り是より家紋を日足紋から丸に一枚鷹直羽を家紋と為す」とある。従来では、6代隆直の時に並び鷹羽に替えたと言われて来たが、これを覆す史料である。同様の記述が宮崎県米良菊池系図にもある。「幕紋鷹羽始め一本、経直より鷹羽紋始めと有り」とある。並び鷹羽になる前、一枚鷹直羽があったと思われる。菊池紺野家図の由緒書によると「菊池正嫡の家は日足を用いる。九州菊池武光家流は十二日足で武光以来使用。九州分家は十三日足を使用」とある。分家系図の武光の譜に並び鷹羽、武士の譜には鷹直羽の紋が入っている。